足が短かくてなんとも可愛らしいダックスフンド。
アメリカでは、胴体が長いことから“ホットドッグ”と呼ばれています。
原産国は、ドイツです。
あまり知られていませんが、ダックスフンドと一言に言いますが、実は、3種類の身体のサイズがあります。
下記に表で3種類の違いを簡単にまとめました。
ダックスフンドの種類
サイズ | 体重 | 体高 | 運動量 | 価格 |
---|---|---|---|---|
スタンダード | 9~12キロ | 胸囲35cm
以上 |
1日1時間程度 | 平均価格
30万円 |
ミニチュア | 5キロ以下 | 胸囲30~35cm | 1日1時間程度 | 平均価格
27万円 |
カニンヘン | 3.2~3.5キロ以下 | 胸囲30cm | 1日30分程度 | 平均価格
34万円 |
スタンダードサイズのダックスは、日本のジャパンケネルクラブの血統書によれば、体重が9~12キロを指します。
ドイツ、アメリカ、イギリスとそれぞれのケネルクラブが定めるスタンダードサイズは少しずつ違います。
ドイツのスタンダードは9キロまで、アメリカは、なんと14.5キロまでをスタンダードサイズと定めていますので、かなり大きさの差が大きいですね。
オスとメスで体高に差があると思いますが、大体、21~27cmとされています。
よく見かけるのは、ミニチュアサイズだと思いますが、ミニチュアサイズは、5キロ以下と定めている国がほとんどの様です。
体高は、胸囲がおおよそ30cm~35cmとされています。
ミニチュアサイズよりも小さいカニンヘンサイズは、3.2~3.5キロ以下と日本のジャパンケネルクラブでは定めています。
体高は、胸囲が30cm以下とされています。
寿命は、もちろん個体差があるとは思いますが、平均して12.7年の様です。
スタンダードダックスの平均寿命は、14~17年とされていますから身体のサイズが大きい方が平均寿命が伸びる様です。
毛色には、色々な種類があります。
毛質も
- スムースヘヤー
- ロングヘヤー
- ワイアードヘヤー
の3種類に分かれています。
スムースは、短毛です。
ロングは、長毛です。
そしてワイヤーは、ごわごわしていてカールしている毛質になります。
毛色では、レッド、クリーム、ブラックタンが有名ですが、チョコタンや、ゴールド、シルバーダッフル、など色々な毛色があります。
一番珍しいところでは、ブルータンやブルーソリッドなどのカラーのワンちゃんもいます。
珍しいカラーの毛色の方が価格は高い傾向にあります。
かかりやすい病気としては、短足胴長の身体なので、腰のヘルニアです。
毎日散歩が必要ですが、長い時間歩くのは腰に負担がかかりますので、
一日2回に分けて散歩してあげる方が良さそうです。
また、足が短いがゆえに地面からの照り返しを直に受けます。
それで、夏の暑い時には、熱中症になりやすいので、気をつけてあげてください。
ダックスフンドの性格(気質)

明るく活発で、物怖じしない性格のワンちゃんが多いです。
元々は、アナグマの狩りをするために、足が短くスムーズに潜れる様にと改良された犬種です。
ですから名前も、ドイツ語でDachs(アナグマの意味) Hund(犬の意味)となりました。
負けず嫌いで、何かを探したりするのが好きなワンちゃんが非常に多いです。
祖先のワンちゃんが行っていたアナグマ狩りを思い出すのかもしれませんね!
情熱的で辛抱強い性格のワンちゃんが多いです。
やんちゃで遊びが大好きな面もあります。
宝探しゲームが大好きで、放っておくとズーーっと一人でも色々な部屋を探し回るのが好きでした。
辛抱強いので、私の仕事や雑用が終わるまでは、じっと待つことができる非常に良い子でした。
少し、寂しがり屋で甘えん坊な面もありましたが、
毎日お散歩をしっかりしてストレスを発散させてあげるとぐっすり寝てくれて、
あまり手のかからない子でした。
ダックスフンドの抜け毛

ダックスフンドの毛はダブルコートになっています。
季節の変わり目は、結構抜け毛が目立ちます。
特にロングコートの場合は、毛が絡まらない様に、ブラッシングしてあげる必要があります。
全身をブラッシングしてあげながら、身体に異常がないか手で触りながら確認することができますので、きちんとブラッシングしてあげるのは非常に大切です。
また、ほとんどのワンちゃんがブラッシングを好むと思いますので、ワンちゃんと飼い主さんのコミュニケーションの場にもなると思います。
ロングコートの場合は、特に毛が結構舞うので、お庭やバルコニーなどでブラッシングしてあげると良いかと思います。
ダックスフンドの飼い方(飼いやすさ)

ダックスは、基本的に飼いやすいワンちゃんだと思います。
基本的には、しつけをきちんとしておけば、飼い主さんの言うことを良く聞く犬種です。
時々、攻撃的で頑固でやんちゃなワンちゃんもいる様です。
じっくり向き合えば、きちんとしつけができると思います。
3種類(スタンダード、ミニチュア、カニンヘン)とも大型犬と違い、移動や食事の量もそんなに大変ではないので、飼いやすいかと思います。
小型犬でも元々は猟犬ですので、運動が大好きな犬種です。
毎日のお散歩を欠かさずに行ってあげると非常に喜びます。
ダックスフンドのドッグフードの正しい選び方

ダックスは、あまり選り好みをせずに食欲旺盛なワンちゃんが多いと思います。
しかし、遺伝的には、肥満、運動不足、糖尿病などの病気にかかりやすいそうです。
ですから、ドックフードを選ぶ時には、高タンパクなフードを選ぶことをおすすめします。
①高タンパクなフードが良い
高タンパクなフードは、筋肉量をあげ、基礎代謝もあげてくれますので、太りにくい身体を目指すことができます。
②低脂肪なフードが良い
ダックスは、運動が大好きな犬種ですが、室内で飼っている場合、どうしても運動不足になりがちです。
ですから、低脂質が向いています。
もちろん年齢やそれぞれの個体差に合わせる必要がありますが、脂質の割合が10から12 %くらいのものが丁度良いそうです。
③穀物不使用のフードが良い
これは、ダックスの犬種に限ることではありませんが、ワンちゃんは、タンパク質や脂質が重要ですが、炭水化物はあまり必要ではありません。
ですから、穀物が不使用のフードが良いです。
ダックスフンドのドッグフードおすすめ5選!

さて、ダックスのためのドックフードの選び方を書きましたが、次は、具体的におすすめのドックフードを5つ挙げて、ご紹介します。
①モグワンドックフード

ご飯をあまり食べてくれないワンちゃんでも安心の食いつきで、グルテンフリーですから非常におすすめです。
お値段は、4,968 円(税込)です。
② ロイヤルカナンダックスフンドシリーズ

お値段は、3キロの袋で、3,497円(税込)です。
③プロマネージミニチュアダックスフンド専用

ダックスフンド特有の長い身体を支えるために関節に健康維持に特化しているドックフードとなります。
年齢別のバリエーションも豊富ですので、おすすめです。
お値段は、4キロの袋で、2,945円(税込)ですからお得ですね。
④ユーカヌバミニチュアダックスフンド用

太りすぎて足腰に負担がかからない様に低カロリーになっています。
お値段は、2.7キロの袋で、6,108円(税込)で少しお高いですが、体重管理を徹底することができますので、安心です。
40%の脂肪分カットと筋肉量アップを目指すことができます。
⑤ カナガンドックフードチキン

高タンパクでグレインフリーですので安心です。
お値段は、2キロの袋で、6,460円(税込)です。
ダックスフンドにドッグフードを与える時の注意点
ダックスフンドは、基本的には、硬いものを噛み砕くのが好きな犬種ですが、
シニア犬や乳歯のパピー(子犬)ちゃんは、
あまり硬いフードを与えない様に気をつけてあげてください。
身体を健康に成長させるために、特に気をつけてあげましょう。
未発達の子犬の時期は消化吸収がしやすいフードを与えてください。
成犬になるとカロリーオーバーによる太り過ぎに気を付けましょう。
ドックフードも高タンパクで低脂質のものをキープしてください。
シニア犬になると低カロリーで高タンパクのドックフードが必要です。
また、歯が弱くなりますので、硬いドックフードよりもソフトのものが良いかと思います。
まとめ

それぞれのサイズ、年齢、また個体差にはよると思いますが、ダックスのおおよその概要が掴める内容になっています。
ワンちゃんを飼うのは、大変なことですが、家族みんなで大切に可愛がって、長い年月を共にできるとこれ以上ない幸せを感じます。
あなたの大切なパートナーになるワンちゃんが見つかると良いですね。