コロナ渦でお家の中で過ごす時間が、断然増えました。
リモートで自宅からお仕事をしている人や外で働いているけど、
自粛の精神で帰宅する時間が大幅に早まった人など様々なのではないでしょうか?
せっかく、家にいる時間が増えたので、犬や猫を飼って癒されたい人も多いのではないでしょうか?
新しいワンちゃんを家族の一員に向かい入れたのはいいですが、
誤飲をしてしまって大変困るというケースも増えている様です。
万が一の時に備えてワンちゃんの誤飲の対処法を覚えておくと非常に便利です!
犬の危ない誤飲、対処法はあるの?!
飼い主さんにとって初めてのワンちゃんの場合、
予想もできない様なアクシデントに見舞われることもあります。
私が昔飼っていた小型犬のワンちゃんは、数時間留守番している間に、
なんとピカピカひかるCDに興味を持ったのか、
そのCDをバリバリと歯で噛み砕き誤飲してしまいました!
出かける前に、きちんと食べ物や危なさそうなものは、片付けて行きました。
しかし、まさか、CDを食べるなんて誰が思いつくでしょうか?
本当にびっくりして、パニックになりました。
すぐに獣医さんに連絡して往診してもらいましたが、
運が良く特に問題がなかったので、その場ですぐに家に返されました。
食べ物の種類によっては、中毒を起こす場合もありますし、
C Dの様に食べ物ではないものを食べてしまった場合も危険です。
危険な誤飲・誤食
さて、誤飲、誤食と言っても色々なパターンが考えられますよね。
基本的には、飼い主さんが常に細心の注意を払っていれば防げる誤飲、誤食が多いですので毎日のことですが、気をつけましょう!
食べ物は、中毒になるもの以外は、吸収して消化されますが、
食べ物以外ですと、最悪ワンちゃんが命を落とすことになってしまったり、
開腹手術を受けないといけなくなる場合があります。
特に危ないのは、食道や胃を傷つけてしまいそうなものです。
例えば、がびょうや竹串などの尖っているものは大変危険ですから本当に注意してあげてください。
また、食べ物は基本的には、吸収、消化しますが、ワンちゃんによっては中毒を起こしかねない食べ物の種類もあります。
様子見の誤飲・誤食
危険な誤飲、誤食の種類がわかったと思います。
それでは、様子見の誤飲、誤食はどんなものの時なのでしょうか?
小さな骨は、ワンちゃんの大きさにもよりますが、
自然に骨が取れる場合もありますので、あまり神経質になりすぎないでください。
誤飲・誤食の多い犬種は?
ワンちゃんの性格にもよると思いますが、
なんでもすぐ興味を持ってしまうワンちゃんは、
誤飲、誤食の可能性が多いので気を付けてください。
特に赤ちゃんのときは、何にでも興味を持ちますので、注意が必要です。
また成犬でも大型犬は、口が大きいので、
『こんなもの飲み込まないよね〜』って思っている様なものでも
飲み込んでしまう可能性があります。
中毒症状を引き起こす食べ物とは?

特に有名なのは、チョコレート、玉ねぎなどのネギ類、ぶどう、人間用の薬やタバコ、チューリップやヒヤシンスなどの球根植物です。
チョコレートは、ワンちゃんの血を固めてしまうので大変危険です。
少量でも絶対にあげない様に注意してください。
玉ねぎなどのネギ類も、よく中毒を起こしやすいので気をつけましょう。
この他にも体内で詰まりそうなものも大変危険です。
チューインガムやティッシュなど水溶性でないものは詰まる可能性がありますよね。
危険ですから注意してください。
お出かけ先で気をつけたい誤飲・誤食の危険性!
お散歩中やお出かけ先で道に落ちていた食べ物を、拾い食いしてしまう場合もありますよね?
あっという間にワンちゃんがもぐもぐと食べてしまって、何だったかすらわからない時もあります。
有毒なものである可能性は低いですが、落ちていたものですから何の食べ物だったのかがわからない時も
2〜3時間は、注意深くワンちゃんの様子を観察してあげてください。
しかし、普段と変わらない様子でしたら、小さな骨や中毒症状を起こさない食べ物を食べてしまった場合は、
ワンちゃんの大きさや食べた量にもよりますが、少量でしたら様子見で大丈夫かと思います。
こんな症状が見られたらすぐに受診する

①けいれん発作や呼吸困難を起こしている時
けいれんや呼吸困難で明らかに苦しそうな場合は、すぐに動物病院に駆けつけてください。
ワンちゃんの喉に何かが詰まっているのが重症なアレルギー反応の可能性もあります。
一刻も争う事態の場合もありますからすぐに動物病院に連絡して駆けつける必要があります。
②下痢や嘔吐を繰り返している時
人間もそうですが、下痢や嘔吐を繰り返すと脱水症状になります。
水分を摂る必要がありますが、水分も受け付けない場合もあります。
下痢や嘔吐で体力を消耗しますので、すぐに動物病院へ連れて行ってあげてください。
小型犬や超小型犬などは、特に体が小さいですから脱水症状でも命を落とす可能性もあります。
夏の暑い時期などは特に気をつけてましょう。
③貧血の症状、赤〜暗赤色の尿、口や舌の粘膜が異常に白っぽい時
玉ねぎなどのネギ科(玉ねぎ、長ネギ、ニンニク、ニラなど)を食べると
玉ねぎ中毒になりやすいです。赤血球が破壊されてしまい、貧血になります。
玉ねぎの汁や玉ねぎの入っている人間の料理などを食べても玉ねぎ中毒になることがありますので、本当に注意してください。
特に、柴犬、秋田犬は赤血球の酸化作用に弱いので、玉ねぎ中毒の症状が出やすいので、気をつけましょう。
誤飲・誤食を起こさせない3つの対策予防法
誤飲、誤食をしない様に具体的な3つの対策予防法を解説します。
①人間の食べ物を普段から与えない
一番大切なことは、人間の食べ物を普段から与えないということです。
人間の食べ物はそもそもワンちゃんには味が濃いので、刺激が強すぎます。
ですから、普段から興味を持たない様に人間用とワンちゃん用の食べ物をしっかりと区別をつけておくと良いでしょう。
②留守をする前にいたずらできない様にスッキリと片付けておく
留守中にワンちゃんが寂しさやつまらないので時間つぶしに探索をしない様に部屋の中をスッキリと片付けておくと良いでしょう。
ごみなどを出しっぱなしにするのはもちろんダメです。
他にも匂いがあるものは全て手の届かないところに保管する習慣をつけてからお出かけする様にしてください。
ティッシュや食べ物ではないものも急に興味が湧く可能性もあるので
スッキリ片付けておきましょう。
③しつけでおもちゃを離す、渡す練習を繰り返す
万が一、誤飲、誤食してしまった時でも、飼い主さんが目の前にいる時であれば、防ぐことができます。
普段からおもちゃを離す、おもちゃを飼い主さんに渡す練習をしておくと良いです。
おもちゃを渡すとご褒美がもらえるとわかると、離してくれる様になります。
とっさに誤食を防ぐには大変有効な方法です。
普段から練習しておくことをおすすめします。
まとめ
今回は、ワンちゃんの誤飲、誤食の注意点と対処法を書きました。
お家で過ごす時間が増えて新たにワンちゃんを家族の一員に迎えた方も多いかと思います。
毎日、気をつけて生活をすれば、ワンちゃんの誤飲、誤食の回数は劇的に減らすことができると思います。
飼い主さんの注意次第ですから気をつけましょう!
