ワンちゃんのお役立ち知恵袋

犬が食べると危険な花(草)とは?中毒を予防! 【飼い主必見】

コロナ渦中でペットを飼い始めた人も多いのではないでしょうか?

お家で過ごす時間が多いので、ペットに癒されて暮らしたいなぁと考えた人が大多数かと思います。

さて、今日は、そんなワンちゃんとの暮らしで絶対に知っておきたいことについて書きます。

実は、ワンちゃんにとって危険な花は沢山あるのです。

ワンちゃんにとって花は危険?!

お庭に何気なく咲いている花、お散歩コースで見かける花。

また、お家の中に無造作に飾っていた花束や花のアレンジなど、実はワンちゃんにとっては危険がいっぱいです。

赤ちゃんや若いワンちゃんは、意外なものにも興味を持つことがありますので、

是非、花の種類によっては、ワンちゃんにとって大変危険だということを忘れないでください。

中毒の症状

一番多い中毒症状としては、野菜で言うところの玉ねぎの様な球根の種類の花を誤食してしまった時などに、痙攣がでます。

柴太郎
柴太郎
危険だワン

酷い痙攣症状が出た場合は、命の危険がありますので、すぐにワンちゃんをかかりつけの動物病院に連れて行ってあげてください。

散歩中にワンちゃんが草花を食べる理由

①においに誘われて

興味本位からパクッと食べてしまう場合や、いい匂いに誘われて食べてしまう場合があります。

胃をスッキリさせてくて

動物の本能から胃のもたれをスッキリさせたくて、草花を食べる場合もあります。

草花を食べて吐き出すことで胃がスッキリすることを本能的に知っているからです。

③お留守番中、ストレスが溜まっちゃって

長時間のお留守番や、一人でいるのがストレスになるワンちゃんは、ストレスから草花を食べてしまう子もいる様です。

④お腹がすいちゃって

ただ単にドッグフードや食事の量が足りていなくて、お腹がグルグルすいているだけかもしれません。

手当たり次第、食べ物を口に入れようとしている赤ちゃんの時期と言う可能性もあります。

ワンちゃんにとって危険な花の種類とは?

①ユリ

大輪のユリはニオイも良くて大変人気の花ですが、球根部分、花、茎、そして葉っぱなどに毒性がありますので、注意しましょう。

②チューリップ

春の代表的な可愛らしい花といえば、チューリップですが、チューリップもユリ科の花になりますので、ゆりと同様に注意してください。

鱗球の部分を食べると、皮膚炎になってしまう他、沢山食べると心臓麻痺になる恐れもあります。

③紫陽花

紫陽花は、5月の代表的なお花ですよね。

しかし、紫陽花の根、茎、花の蕾にアミグダリンと呼ばれる毒性のある成分がありますので、気をつけて下さい。

④すずらん

甘いニオイと小さな白い花がなんとも愛くるしいすずらんですが、ワンちゃんにとっては、命に関わるほど危険な花です。

絶対にワンちゃんの届かないところに保管するか、十分に気をつけて飾ってください。

⑤ヒガンバナ

彼岸花と書いてヒガンバナです。

お彼岸の時期に咲くのでそう呼ばれていますが、ヒガンバナも毒性の強い花です。

とりわけ、茎と根に注意が必要です。

⑥ヒヤシンス

チューリップと同じくらい春を彩ってくれるヒヤシンスですが、ヒヤシンス科やユリ科と分類されることがほとんどです。

このヒヤシンスも甘いムスクの様なニオイが特徴で本当に美しい花ですが、ユリ、チューリップと同様に非常に注意が必要な花です。

ヒアシンスも心臓麻痺になる可能性がありますから十分に注意してください。

⑦クリスマスローズ

クリスマスの頃に咲くことから日本では、クリスマスローズと呼ばれていますが、バラ(ローズ)とは関係ありません。

しかし、クリスマスローズも全体的にワンちゃんにとっては毒性のあるお花ですので、気をつけてください。

特に根っこは危険です。

⑧アサガオ

朝に咲くのが朝顔、昼に咲くのが昼顔、夜に咲くのが夜顔とそれぞれのお花があることを知っていますか?

日本には、平安時代か奈良時代のかなり早い時代に中国から種を持ち帰って来ました。

下剤の効果が強いので、漢方としても使われていました。

 

ですが、ファルビチン、コンボルブリンと呼ばれる毒性ぶんが種子の部分にあります。

下痢や腹痛、嘔吐、血圧低下などの症状が出ることがありますので、ワンちゃんはもちろん、人間にもよくないお花です。

⑨スウィートピー

随分と昔ですが、松田聖子さんの『赤いスイートピー』という曲で一世を風靡しました。

ちなみに、スイートピーには、もともと赤色はなかったのですが、この曲の大ヒットで赤いスイートピーを栽培することになり、今では、赤いスイートピーが出回っています。

 

しかし、ワンちゃんにとっては、この甘い香りで爽やかなスイートピーも有害ですから間違っても食べてしまわない様に気をつけましょう。

➉スイセン

春の花でまたまた有名なのは、水仙(スイセン)です。

こちらも球根のお花なので、やはりワンちゃんには、有毒です。

間違って球根を食べてしまうと、嘔吐や吐き気、めまいなどの症状が出るそうですから大変です。

ワンちゃんにとって危険な草、植物の種類とは?

上記では、ワンちゃんにとって危険なお花の種類を説明しましたが、今度は、ワンちゃんにとって危険な植物の種類をご紹介します。

①イチョウ

イチョウも漢方に使われることもある薬草ですが、ワンちゃんにとっては危険です。

特に銀杏(ギンナン)は、危険です。

 

沢山食べてしまうと、呼吸困難に陥ってしまったり、皮膚炎を発症することもありますので、散歩中、落ちていても、食べたりしない様にきちんと見張りましょう。

②モクレン

大輪の白やピンクの美しい花を咲かせるモクレンですが、モクレンもワンちゃんには良くないです。

特に樹皮の部分が筋肉の弛緩を引き起こしますので、注意しましょう。

③ジャスミン

白や鮮やかなピンクの花を咲かせるジャスミン。

ニオイが本当に良いですよね。

柴太郎
柴太郎
このジャスミンは、実は危険がいっぱいなんだよ。

ツルの部分を始め、どの部位を食べてしまっても、運動失調、嚥下困難、けいれん発作、呼吸筋麻痺、最悪は、致死量に到ることもありますので、

絶対にワンちゃんを近づけない様に気をつけましょう。

④ポインセチア

ポインセチアの葉っぱを取ると、白い樹液の様なものが出てきます。

漆と同じで手がかぶれるほど強い液です。

ポインセチアの葉っぱや樹液は危険です、気をつけてください。

⑤ベゴニア

数百種類もあると言われているベゴニア。

色や形が面白くて特徴的な鉢植えです。

 

しかし、このベゴニアに全体的に毒性があり、とりわけ、根っこの部分は危険ですから注意して下さい。

⑥ポトス

ボトスも非常に育てやすい植物ですが、危険です。

特に、ポトスの葉っぱを食べてしまうと口腔内の腫れが出ることがありますので、気をつけましょう。

⑦アイビー

アイビーとかへデラと呼ばれているこの植物も危険です。

葉っぱの部分や果実の部分に注意して下さい。

下痢や嘔吐を引き起こす可能性があります。

⑧アロエ

アロエヨーグルトなどのイメージでアロエは身体に良さそうと思っている方も多いかと思います。

しかし、ワンちゃんにとっては、アロエは、危険ですから間違っても食べさせない様に気をつけて下さい。

アロエの多肉(葉っぱに当たる部分)は、血液中のヘモグロビンが破壊されてしまったり、嘔吐や下痢、胃炎などを起こす場合もあります。

沢山食べてしまった場合は、腎炎などに発展して、血尿が出ることもありますので、絶対に食べさせない様にして下さい。

⑨パンジー・ビオラ

パンジーとビオラは基本的には同じ植物ですが、花の大きさは小さめのものを区別して、ビオラと呼ばれています。

パンジーもビオラも春の代表格の鉢植えです。

しかし、全体的にワンちゃんにとっては、危険ですから近づかない様に気をつけてあげて下さい。

➉シクラメン

ポインセチアと同じ頃、冬に出回るシクラメンの鉢植えも長持ちして育てやすくていいですが、ワンちゃんにとっては危険です。

全部の部位に注意が必要ですが、やはり特に根っこの部分が危険ですから気をつけて下さい。

ワンちゃんがもし食べてしまった時の対処法

もしも危険な花や植物を間違って食べてしまった場合は、

ワンちゃんの症状がどのくらい深刻かにもよりますが、直ぐに動物病院に電話して指示を仰いでください。

深刻な場合は、もちろん直ぐにかかりつけの動物病院に連れて行くことをお勧めします。

まとめ

今回は、ワンちゃんにが食べると危険な花(草)とは?と言う、トピックで書きました。

大事な家族の一員のワンちゃんが危ない目に合わない様に、散歩中、お家の外でも中でも常に気をつけてあげましょう。