ワンちゃんのお役立ち知恵袋

大解説!あなたのワンちゃんは大丈夫?太り過ぎの目安を教えます!

愛犬家にとって、大切な家族の一員であるワンちゃんの適正体重や、肥満度はとても気になりますよね。

毎日ワンちゃんと過ごしているので見慣れてしまい、

気がつかない場合もありますので、

この際に一度、きちんと確かめてみては、いかがでしょうか?

 

肥満になってしまうと、それが原因で様々な病気になってしまう可能性が大きくなります。

 

肥満度のチェック方法や、肥満の見分け方、そして適正な標準体重、ダイエット法

など盛り沢山で解説してみます。

ワンちゃんの適正体重を把握する計算方法とは?

人間もそうですが、ワンちゃんの平均寿命も圧倒的に伸びました。

それと同時に室内犬の需要が増え、またペットフードもオーガニックなどのこだわりの商品が沢山あります。

 

しかし、自分のワンちゃんが肥満かどうかをきちんと把握できている飼い主さんは

少ないのではないでしょうか?

ワンちゃんの適正体重は、B C S(ボディー コンディション スコア)にて図ることができます。

 

このスコアには5段階の評価があります。

ワンちゃんの種類や体格によって個人差はあると思いますが、

基本的には、3段階目を目指す様にしてください。

 

理想的な体重を元に計算してそこから10〜15%増えた場合は、肥満と考えます。

 

犬種ごとの標準体重がありますので、そこから算出しても良いです。

しかし、体格やオス・メスなどでも体重が大きく変わってきますので、

 

あくまでも自分のワンちゃんの適正体重を把握してから、B C Sの段階に当てはめる必要があります。

あなたのワンちゃんは大丈夫?肥満の見分け方大公開!

B C Sの具体的な段階について箇条書きでお話しします。

  • 超痩せすぎ型 理想体重の0.85%以下を示します。見た目にも痩せていて、ワンちゃんの体を触るとすぐに助骨を感じるほどに痩せている状態。
  • 痩せすぎ型 理想体重の86〜94%の程度を示します。皮ふと助骨との間に若干の脂肪があるが、まだ容易に助骨を感じられるほどに痩せている。
  • 理想体型 理想体重の95〜106%程度の状態。適度なくびれはあるが、適度な脂肪もある状態。胴も適度にくびれている状態。
  • 肥満体型 理想体重の107〜122%程度の状態。胴のくびれがほとんどなく助骨を感じ取れない程度の脂肪がついている状態。
  • 超肥満型 理想体重の123%以上。助骨に触れるのは困難な状態。お腹のお肉がタプタプしていてもちろんくびれを感じることは出来ない状態。

肥満の原因はズバリこれだ!

肥満度の見分け方の目安がわかったところで、

肥満の原因について深く考えていきたいと思います。

 

それぞれのご家庭の事情や人間の食生活なども影響してきますが、

基本的には、以下の様な原因が考えられると思います。

原因1 今食べてるフードで本当に大丈夫?

ペットフードの年齢層があっていない場合があります。

一歳前の子犬は、成長期なので栄養価の高いドックフードが必要ですが、

一歳以降は、子犬の時のフードでは栄養価が高すぎて肥満になる原因になりかねません。

 

またシニアのワンちゃんは、若い時よりもエネルギーを消費しませんので、

必ずシニア用のフードを食べさせてあげて下さい。

 

原因2 気がつかないうちに、おやつをあげすぎていませんか?

家族の人数が多い場合によくありますが、お母さんがおやつをあげて、

それを知らずに子供達やお父さんがおやつをあげていたら。。。

考えただけでも高カロリーに感じますね。

 

必ず家族でコミュニケーションを図り、

ワンちゃんがどのくらいのおやつを食べていたか毎日把握する必要があります。

原因3 小型犬でも運動は絶対に必要?

どんなに小さな小型犬でも運動させてあげてください。

もちろん怪我をしている時や何か不自由がある場合は、別ですが、

基本的にはどんな小さな小型犬でも運動が必要です。

雨や雪でお散歩にいけない時などは、

室内でも楽しく運動できる様なゲームをすると楽しいですし、

ワンちゃんの健康維持にも良いですね。

原因4 摂取カロリーと消費カロリーのバランスは合っていますか?

ワンちゃん先生
ワンちゃん先生
摂取カロリーと消費カロリーのバランスがあっていないと肥満になってしまうのは当たり前じゃ~

人間もそうですが、思わぬところで摂取カロリーが高くなっている場合があります。

 

ワンちゃんは人間と比べて身体が小さいですから、

少しのおやつでも摂取カロリーを気にせずに与えてしまうと、

消費カロリーとのバランスが合わなくなります。

原因5 去勢や避妊手術をすると太りやすい?!

気がつきにくい点ですが、去勢や避妊の手術をすると太りやすくなります。

ホルモンのバランスなどが変わってしまうので、どうしても太りやすくなってしまいます。

ワンちゃんは、基本的には、与えられたエサをすぐに食べ切ってしまいます。

これは、狩りの時代の名残りで、次にいつ食べ物にありつけるかわからなかったので、

食べ物がある時に、あるだけ食べる様に脳にインプットされているからです。

まれに食にあまり興味のないワンちゃんもいますが、

基本的には、あればあるだけ食べてしまう性質を持っていますので、

飼い主の家族が自己管理してあげるしかありません。

太りすぎによる犬のいびきとは?

太りすぎてしまったワンちゃんに多くあるのですが、

いびきをかいて寝てしまうワンちゃんがいます。

 

首の周りの脂肪がついてしまい。気管や気道を圧迫してしまうので、

いびきをかく様になります。

 

人間でも太り気味の人の方がいびきをかく確立が高いのと同じ原理です。

いびきをかくのは、以上の様な理由からあまりよくありません。

またいびきのせいで喉が非常にかわきますよね?

いびきで良いことは、あんまりありませんので、

かかない程度の体格をワンちゃんが維持できるといいですね。

いびきの主な原因は?

肥満傾向のあるワンちゃんは、脂肪で気管を狭めてしまうので、

いびきをかく様になってしまうことが、あります。

 

また、短頭種の場合は、特に注意が必要です。

シーズーやパク、ブルドックなどの短頭種は、

鼻の長さが短いために鼻から気管にかけての気道がどうしても狭くなります。

そのためにいびきをかきやすいのです。

 

また、喉や首の筋肉が衰え始めるシニアの犬も注意が必要です。

年齢と共に筋肉が緩まるので、いびきをかきかやすくなります。

 

アレルギーからいびきをかいてしまうワンちゃんもいる様です。

喉の粘膜に炎症が起こり、晴れてしまい、そのせいで喉が狭くなってしまうのです。

 

アレルギーからいびきを書いてしまうワンちゃんは、

皮膚炎などの症状がみられる場合もありますので、要注意です。

いびきをかきやすい犬種は?

さて、いびきを最もかきやすい犬種はどんなワンちゃんなのでしょうか?

 

やはり鼻の長さが短い短頭種が一番いびきをかきやすい様です。

短頭種とは、鼻ぺちゃ犬とか、ブサカワ犬などの愛称で呼ばれることが多いです。

 

パグやフレンチブルドックなどの犬種が代表的です。

その他の犬種だと、ボストンテリア、シーズー、ペキニーズなどが短頭種として有名かと思います。

意外なところでは、チワワ、マルチーズ、ポメラニアン、そして、ヨークシャーテリアも短頭種に分類されています。

もっと珍しい種類だと、キングチャールズスパニエル、チベタンスパニエル、狆、ブリュッセルグリフォンなども、短頭種です。

短頭種は、小型犬が多いイメージですが、実は、小型犬以外でも短頭種はいます。

チャウチャウやボクサー、珍しい犬種では、シャーペイも短頭種です

こんないびきは危険!


さて、危険ないびきを飼い主さんが察知してすぐに対処してあげれば、

ワンちゃんが健康に暮らすことができますよね。

 

そこで、危険ないびきの特徴を箇条書きであげます。

  • 急にいびきをかく様になった場合は要注意です。脂肪で気管を狭めているのかもしれません。
  • 日に日にいびきがひどくなる場合も要注意。よく観察してください。
  • いびきがものすごく大きい場合も要注意です。
  • いびきをかいている時の舌の色が紫っぽいと要注意です。

太りすぎてしまったワンちゃんにおすすめのダイエットフードの選び方

最近は、ドックフードと言っても色々な種類があるので迷ってしまいますよね。

そもそも、ドックフードには大きく分けて4種類あります。

  1. ドライタイプ
  2. ソフトドライタイプ
  3. セミモイストタイプ
  4. ウエットタイプ

 

健康なワンちゃんには、ドライタイプがおすすめです。

その中でもカロリー控えめなものを選ぶと太りすぎてしまったワンちゃんにはいいと思います。

 

ソフトドライプとセミモイストタイプについては、ライフステージ別のトピックに詳しく書きます。

 

ウエットタイプは、夏バテなどで食欲がないワンちゃんにおすすめです。

また、病気や手術をしたワンちゃんにも食べやすいです。

その中でもカロリー控えめなものを選んであげると良いかと思います。

高たんぱく&低脂質なフード

大まかなドックフードの種類をご紹介しましたが、

より具体的におすすめしていきます。

このこのごはん

脂質が8.2%に抑えられている国産のドックフードです。

このこのごはんは、特に小型犬にむけて作られています。

 

国産の鶏肉、鹿肉、まぐろを使っていて、

価格は、1キロで3,500円(税込)です。

 

高品質でおすすめです。

低カロリーなドックフード

アカナのライト&フィット2キロ

低カロリーなドックフードは、

アカナのライト&フィット2キロをお勧めします。

 

新鮮な鶏肉が主原料ですが、なんと鶏肉脂肪は、1%しかありません。

赤レンズ豆、グリーンピースえんどう豆繊維などが入っていて低カロリーです。

 

値段は、3,574円(税込)です。

繊維質の多いフード

ヒルズサイエンスダイエットの体重管理(小粒)

低カロリーで繊維質の多いドックフードは、

ヒルズ サイエンスダイエットの体重管理 小粒がおすすめです。

 

こちらには、12.4%も食物繊維が入っていますので、

ワンちゃんに満腹感を与えてあげることができます。

 

1歳から6歳くらいのダイエット中のワンちゃんにおすすめされています。

値段は、3.3キロが2,624円(税込)です。

犬種別、ライフスステージ別のドックフードの選び方!

生後6ヶ月以内の子犬ちゃんの場合は、歯がまだ未発達なので、ソフトドライをおすすめします。

 

もしも子犬ちゃんで太りすぎてしまった場合は、

このソフトドライのドックフードでカロリー控えめを与えてあげてください。

基本的に、子犬ちゃんは成長期ですので、高カロリーのフードが多いかと思います。

ですから、ソフトフードにキャベツの千切りなどカロリーの低いものを混ぜてあげるのも効果的です。

お腹は膨れるけど、カロリーが抑えられます。

 

セミモイストタイプは、シニア犬など歯が弱ってきたワンちゃんには有効です。

人間と同じで年齢とともにワンちゃんも、歯やあご、そして消化機能が落ちてしまいます。

こちらのセミモイストタイプは、

食欲のないワンチャンや好き嫌いの多いワンちゃんにもおすすめです。

その中で、カロリーの控えめなものを選んであげると良いです。

 

また、様々なドックフードの会社では、犬種別にフードを発売しています。

あなたのワンちゃんにあったフードが必ず見つかると思いますので、ぜひ探してみてください。

ワンちゃんのダイエットに絶対に必要な運動管理とは?

ワンちゃんの食事と同じくらい重要なのは、どのくらいの運動をさせてあげられるかです。

ダイエットには、食事制限の他に運動は欠かせません。

適正な運動量とは?

いくらダイエット中だからといって急に沢山お散歩に連れて行くのはダメです。

お散歩に行きたがらないワンちゃんになってしまっては困るからです。

 

ですから、どのくらいの目安で体重を落とすのが健康的なのかを知っておく必要があります。

もちろんワンちゃんの個体差や年齢にもよりますが、

基本的には、1週間で現在の体重の1〜1.5%の体重を落とせる様に減量してください。

つまり10キロのワンちゃんであれば、1週間で100グラムくらいの体重を落とします。

1ヶ月で400グラムというのは、少なく感じます。

 

しかし、ワンちゃんは、人間よりも身体が小さいですから

500グラムから1キロの差で身体に負担がかかるのです。

 

狩りをしていた犬種のワンちゃんたちは、アクティブに動くのが本来大好きです。

 

また何かを探す作業が好きですから、

お気に入りのおやつやぬいぐるみを部屋中に隠して、

探させる“トレジャーハンティング”の様なゲームをしてあげると非常に喜びます。

 

犬種や年齢などで適切な運動量は変わってきますので、

それぞれのワンちゃんに必要な運動量を把握して、運動量を増やす様にしてあげてください。

 

散歩をしながら楽しくダイエット?

一番良いのは、散歩に行きたがる様にしつけるのが良いです。

“散歩に行くといいことがある”、“散歩は、楽しい!”と思える様にしてあげてください。

 

例えば、散歩に行く前にリーシュを見せて割と高いテンションで盛り上げてあげると良いです。

 

また散歩中には、お気に入りのおやつがもらえるとかも良いです。

近所の人に協力してもらって、そこを通ると必ずおやつがもらえるなども非常に良いです。

 

他のワンちゃんと楽しく遊べる機会を設けてあげるのも刺激になって良いです。

ドックパークなどで親しくなった飼い主さんと時間を合わせてお散歩に行くのも楽しいと思います。

今話題のハイドロセラピーとは?

ハイドロセラピーのハイドロとは、“水“の意味です。

つまりプールなどの水の中で泳がせて減量する方法です。

 

水中療法とも呼ばれています。

 

水で身体が軽くなりますので、関節や靭帯、

そして足腰への負担が減りますので、非常に有効なダイエット方法です。

シニアのワンちゃんなどには、良いです。

また身体にあまり負担をかけずに持久力をつけることができます。

持久力がつくと筋肉がつき、筋肉がつくと脂肪を燃焼していきますので、非常によい方法です。

 

万が一、溺れてしまわない様に、ライフジャケットをつけ、

ロングリードをつけておくなど事故に遭わない様に気をつけましょう。

 

犬かきができないワンちゃんはあまりいませんが、

念のために目を離さず、必ず見守りを怠らない様にしてください。

まとめ

今回は、ワンちゃんの肥満についての記事を書きました。

大切な家族の一員であるワンちゃんに健康で少しでも長生きしてもらえる様に、

飼い主が気をつけてあげられることは沢山あります。

肥満が原因で色々な病気になってしまわない様に、

特に、食事や運動量に気をつけて、安全で健康的にダイエットをできると良いですね。

 

肥満の見分け方、ダイエット法などについて解説しましたので、

是非、ワンちゃんと実践してみてください!