ここ10年くらいのペットブームで、自然食に近いドッグフードや
オーガニックのドッグフードなど、質がどんどん上がってきている様に思います。
しかし、そんな中でもまだまだワンちゃんにとって、
危険な原材料が入っているドッグフードも販売されているのも事実です。
今日は、どの様なドッグフードがワンちゃんにとって危険なのかをまとめましたので、説明します。
危険!ドッグフードの原材料とはどんなのもの?
まず、危険なものには、酸化防止剤、甘味料、着色料、添加物などが挙げられます。
それぞれ、詳細について説明します。
絶対避けたい酸化防止剤

酸化防止剤は、エトキシキンと呼ばれるものが、危険です。
非常に安価な酸化防止剤のためよく使われていますが、人の食材用への使用は、禁止されています。
ですから、エトキシキンがペットフードの酸化防止剤に使われていたら危険です。
農薬としても使用が禁止されていますし、家畜の飼料としても禁止されています。
海外では、使用が認められている国もありますので、海外製のペットフードを購入する場合は、よく調べてから買う様にしてください。
次に、B H T(ブチルヒドロキシアニソール)も危険ですから注意が必要です。
よく、B H Tには、発ガン性があるという記述を目にします。
しかし、5年、10年などの長いスパンでの発ガン性はまだ証明されていません。
B H A(ジブチルヒドロキシトルエン)も注意が必要な酸化防止剤です。
遺伝子毒性や、胎児の奇形の疑いがあると言われている酸化防止剤ですが、アメリカの食品などによく入っている様です。
自主的に使用を禁止している食品会社もある様です。
バターやカップ麺、冷凍の魚介類など様々な酸化防止剤として使われているのが現状です。
ドッグフードに入ってないか確認してください。
危険な甘味料
次に、危険な甘味料について説明します。
グリシリジン アンモニエートと呼ばれるものが甘味料と使われていますが、危険です。
こちらは、人工添加物ですが、人への使用が禁止されています。
お砂糖よりも安いので、ドッグフードには使われている可能性がありますので、注意してください。
キシリトールもよく人間用の歯磨き粉やガムなどに使われていますが、ワンちゃんには危険です。
例え少ない量でも、ワンちゃんにとっては非常に危険ですので、絶対に与えない様に注意してください。
キシリトールを摂取すると、血糖値が低下し、嘔吐や歩行困難、腎不全などシリアスな症状に陥る可能性があります。
よく注意してください。
意外なところでは、コーンシロップも注意が必要です。
ドッグフードに粘り気と弾力性をもたらすので、コーンシロップを使用するドッグフードの会社もありますが、糖尿病を引き起こす可能性がありますので、注意してください。
危険な着色料
次に着色料です。
赤色3号と呼ばれるエリスロシンは危険です。
アメリカ、ドイツ、ポーランドでは、赤色3号での食品への添加が禁止されているそうです。
発ガン性の危険性もありますので注意してください。
赤色40号と呼ばれているアルラレッドA Cも危険です。
アレルギーの誘発や発ガン性の可能性があります。
赤色40号は、アメリカでは既に使用禁止となっています。
赤色105号と呼ばれているローズベンガルも危険です。
甲状腺がんの可能性もありますし、食欲低下を引き起こす要因としても挙げられています。
また、青色2号と呼ばれているインジゴカルミンも危険です。
けいれんや発ガン性の可能性が指摘されています。
青色102号と呼ばれるニューコクシンも危険です。
アメリカ、カナダ、ベルギーでは、食品への使用が禁止されているそうです。
青色102号は、赤血球やヘモグロビンの低下という実験結果も出ていますので、ドッグフードに使われていないか注意してみてください。
危ない添加物

危ない添加物としては、亜硝酸ナトリウムが挙げられます。
お肉の保存料としてよく使われ、お肉が黒ずむのを防ぎますが、発がん性物質が発生しますので危険です。
プロピレングリコールも危険な添加物です。
ソフトドライタイプや半生タイプのドッグフードやおやつによく使用されている様ですが、アレルギー反応が出たり、腸閉塞を引き起こす原因にもなりますので、注意してください。
そして、ソルビン酸カリウムも危険です。
カビや細菌の繁殖を防ぐ働きがありますが、発がん性物質を発生させる恐れがあると言われています。
プロセスチーズや、ジャム、蒲鉾やマーガリンなどによく使われています。
危ない保湿剤
危ない保湿剤としては、プロビレングリコールが危険です。
セミモイストタイプのドッグフードに使われることがあります。
保湿、殺菌効果を持った添加物ですので、おやつや半生タイプのフードに入っていることがあります。
アメリカでは、子供に関しては使用が禁止されていますし、ドイツでは全面的に使用禁止だそうです。
ドライフードにはあまり入っていませんが、半生やおやつには使用している場合がありますので、注意してください。
危ない合成調味料、香料
危ない合成調味料や香料は、各ペットフードメーカーが独自にブレンドしている場合が多いです。
ワンちゃんの嗜好性を高める効果があるので使用されてしまいます。
しかし、具体的にどの様な配合なのかを記載していることはほとんどありませんので、合成調味料と香料も避けた方が無難です。
危ない4Dミート
4Dミートをご存知ですか?
4つのDから成り立つ4Dミートとは、
Dead =死んでいる
Diseased=病気
Dying=死にかけ
Disabled=けが、障害
のことです。
死んでいる肉を使用している場合、腐敗を止めるために大量の防腐剤が使われています。
また、狂牛病や鳥インフルにかかった動物などの肉も非常に危険です。
安全なドッグフードの特徴3つとは?

危険な原材料がわかったところで、今度は、安全なドッグフードの特徴を挙げます。
主原料が動物性タンパク質
一番大切なことは、主原料が動物性タンパク質で作られているかどうかです。
ワンちゃんは、基本的には肉食動物ですから、動物性タンパク質が絶対的に必要です。
ドッグフードを選ぶ時に、チキン、ビーフ、ポーク、ラム、または、サーモン、白身魚などを主原料としているものが適切です。
全米飼料検査協会の基準を満たしているかどうか?
全米飼料検査協会(AAFCO)のガイドラインにのっとって作られているドッグフードなら安心です。
たんぱく質と脂質の基準の割合が22.5%以上と8.5%以上になっているか数値を確認してみてください。
合成添加物を使っていない
合成添加物を使っていないドッグフードは安心です。
上記に述べた様に酸化防止剤、着色料、甘味料などが入っていないものを選んでください。
食いつきが良くなる様にと添加物を使用する場合が多いですが、天然由来の成分で作られているドッグフードの方が安全です。
ドッグフードが長期保存できたり、食いつきが良いのは、便利で良いことですが、添加物が使われている場合は、危険です。
安全!良質でおすすめのドッグフード5選
それでは、おすすめのドッグフードを5つご紹介します。
モグワンドッグフード 1.8キロ4,356円(税込)

ペット大国イギリスで大ヒットしているモグワンでしたら安心ですね。
カナガン2キロ 4,536円(税込)
たっぷりチキンが50%以上入っています。
こちらもグレインフリーですので、安心安全です。
モグワンとカナガン、非常にそっくりですが、一番の違いは、モグワンは、タンパク質にチキンとサーモンが入っている点です。
カロリー的にもモグワンはサーモンが入っているのでカロリー控えめですが、カナガンは、高カロリーになります。
シニアのワンちゃんには、モグワンの方が体に優しいかと思います。
ピッコロ ドッグフード 1.5キロ 4,356円(税込)

サーモンとチキンを配合していますので、モグワンに似ている味なのかもしれません。
モグワン、カナガンと比べると一番高いですが、もしシニアのワンちゃんを飼っているのなら断然、ピッコロドッグフードをおすすめします。
今まであまりなかったシニア犬に特化したドッグフードでグリコサミンなどが配合されていて、色々配慮が行き届いているからです。
七つ星ドッグフード(カリカリタイプ)1キロ 5,268円(税込)

チキン、大麦、玄米が主な原材料です。香料や着色料は一切使われていませんので、安心です。
ナチュロル ドッグフード 無添加 850g 6,936円(税込)

お値段は、結構高いですが、納得のいくドッグフードかと思います。
善玉菌を増やして、腸内環境を整えることを目的に、乳酸菌、オリゴ糖、海藻なども入っています。
100%無添加なので、どんなワンちゃんにとっても安心です。
まとめ

今回は、どの様なドッグフードがワンちゃんにとって危険なのかをまとめました。
人間の食事もワンちゃん用のドッグフードも基本的には、同じです。
自然由来のものや添加物の入っていない素材の食べ物を選んでください。
ホームセンターなどで売っている安価なドッグフードを購入する場合は、
特に原材料に何が入っているのかよく確かめてから購入してください。
高級なものが必ずしも安全とは言いませんが、値段に差があるのは、
それなりの理由があるからです。
健康的に毎日過ごすためには、ストレスを溜めるのもやはり良くありません。
人もワンちゃんも健やかに暮らせるのが一番ですね!